子供の頃は、テレビでアメリカのドラマをよく再放送してた。SF物だと「宇宙家族ロビンソン」だとか「原潜シービュー号」だとか、息の長いシリーズになった「スタートレック」等々だ。
だいたい夕方に放送されてたんだけど、これを観るのが楽しみだったな。他にもアニメで「トムとジェリー」なんかをやってて、夢中で観たもんだ。
今でこそ、自動車なんて一家に一台、下手したら二台、三台って時代だけど、オレが子供の頃の昭和40~50年代初めなんて、やっと一家に一台に「なりかけてた」だからな。アメリカのドラマを観て思ったもんだ。
アメリカって凄いなぁ!
一種の憧れだなww
特にSFなんか凄かったからね。
ホントにこんな時代が来るんだろうか?
なんて思ってたし・・・。
まぁ、現実はドラマを追い越したけどな。

って事で、今回は往年のSF映画の名作を紹介してみようか。
SF映画の名作って言うと、誰もが納得するだろう「2001年 宇宙の旅」やら「時計じかけのオレンジ」のような哲学的なモノも多いけど、今回は、子供から大人まで楽しめるSF映画。
夜、眠くなかったので、10年ぶりぐらいにDVDを引っ張り出してきて観たのが、これ・・・。
「ミクロの決死圏」だ。Amazonプライム・ビデオ
1966年公開のアメリカ映画だ。もう50年以上も前の映画だからね。
もちろん今の撮影技術には及ばないけど、映画としての出来は素晴らしいと思ってるぞ。
いろんな要素が詰め込まれてる映画だ。
冒頭はヒッチコック「トパーズ」を想わせるようなスパイ・アクション仕立ての描写、潜航艇の中という「密室劇」の要素(これは戦争物の潜水艦映画のような感じ)、チームの中にスパイが居るんじゃないかというハラハラ感、様々な困難が立ちふさがって、それを乗り越えるサスペンス・・・。
1時間40分の本編の中に、いろいろ詰め込まれてる。
軽くストーリーの紹介をすると・・・
人間を含むあらゆる物質を「ミクロ化」する研究が進み、アメリカは実用段階に入ろうとしていた。
その研究の第一人者である東側の科学者をアメリカに亡命させるけど、東側の反撃に遭い科学者は脳に血の塊ができて意識不明の重体になってしまう。
科学者を救うには、「ミクロ化」した医療チームを潜航艇にのせて、科学者の体内に送り込み、脳の内部から治療するしかない・・・。元の体の大きさに戻るまでタイムリミットは60分
チームの中に東側のスパイが居るかもしれない状況の中、医療チームは潜航艇で体内へ入るが・・・。
こんな感じのストーリーなんだけどね、潜航艇の中で何者かによる妨害工作があったり、心臓を通過したりの中で潜航艇の外に出て作業したりと、いろんな困難が立ちふさがるわけ。潜水艇を異物として攻撃してくる白血球抗体との戦いもあったりして、なかなかのスリルだ。
でね、ストーリーの着想も素晴らしいんだけど、一番気に入ってるのは、
体内の映像が・・・
綺麗だ!
バクテリア大「ミクロ化」された医療チームが目にするのは、まさに人類の神秘なんだけど、どれもが美しい。赤血球やらの血液の流れ、心臓の内部、肺の中の石(これはタバコや塵が原因)、内耳の描写・・・どれもが綺麗だな。
とても50年以上前に作られた映画とは思えない!
こういう映画は、映画館の大画面で観たいんだよなぁ。
アカデミー美術賞視覚効果賞を受賞してる映画だ。撮影賞ノミネートはされてるそうだけどね。
そうそう、体内に入る時には注射器で動脈に送り込まれるんだけど、出てくる時はどうするんだろ?って疑問も、上手い具合に解決してる。
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映画なんて娯楽だからな!
人生の意味を問うような映画も良いけど、たまにはこういう娯楽作も観ると、肩の力が抜けてリフレッシュ出来ると思うのだ。
リフレッシュしたいから観たんだけどなww

監督は、「ソイレント・グリーン」「トラ・トラ・トラ」で有名なリチャード・フライシャー
この人、SFから戦争映画まで撮ってるし、守備範囲が広い。
役者陣もなかなかの人材が揃ってて、ドナルド・プレザンスとかね。
この人もいろんな映画に出てるんだけど、名脇役だよね。癖は強くないのに、何故か印象に残る俳優だ。「パワー・プレイ」でも良い演技してたしね。
あっ、SFじゃないけど「ショーシャンクの空に」って映画があるでしょ。さすがにこの映画は観た事ある人は多いと思うんだけど、この映画の中で、主人公のアンディが独房の中に女優のポスターを貼ってるよね。ポスターの裏には〇〇が隠されてて・・・。
このポスターの役割、けっこう大きいと思ってるんだけど、貼られてるポスター、最初はリタ・ヘイワースで、その後、マリリン・モンローになって、そして最後にラクエル・ウェルチになるんだけど、このラクエル・ウェルチが医療チームの紅一点で出演してるのも見どころ。
「ショーシャンクの空に」で、ポスターの中で存在してる人が出演してるから、興味のある人は観てみると面白いかもだ。
小説を映画化する事は多いけど、この「ミクロの決死圏」は、あのSF御三家の一人、アシモフが脚本を元に「小説化」してるそうだ。

子供の頃に観てたSFがいろいろと現実になったり、現実を追い越したりしてるけど、この「ミクロ化」の技術について、映画の中で将軍が言うんだよな。
一個師団を瓶に入れて持ち運べる!
いやぁ、凄いね・・・。
いつか、そんな時代が来るのかなぁ・・・。

いつものバイト君の下書きチェックだ。

バイト君:SFとか似合わないものが好きですねww

うるさいな!
SF「も」観てただけだわ!
他にもいろいろ観てるわ・・・


バイト君:ほぉ~。
例えば、どんなのです?


そりゃ、「奥様は魔女」とか「わんぱくフリッパー」とか・・・

バイト君:そんな外国ドラマよりも、似合ってるものが有るでしょww

何だよ?

バイト君:「おそ松くん」とかww

・・・・・・




次回の予定~
オレは・・・
親を介護施設には入れない!って話