今日と明日のあいだ

独身のオジサンが、日々、思った事を綴ってます。

理想の大学生像!~『僕たちは世界を変えることができない。』の話

うちの仕事場でやってる「映画鑑賞会」・・・
これは何かというと、毎月一回、当番になった者がお気に入りの映画を持って来て、それを仕事場でみんなで鑑賞するってものだ。鑑賞した後は、それぞれが感想を述べる・・・。
まぁ、討論の練習にもなるし、何よりも人前で自分の意見を話す訓練になるからな。バイト連中には半強制的に参加させてるww もう5年近く続けてるぞ。
どんな映画を持って来ても自由だけど、誰でも知ってるような映画は、当然、みんなも観た事もあるわけで、それだと面白くない。あまり知られてないけど良作!ってのを選んでくるのが腕の見せ所だ、
で、今月はいつも登場するバイト君の当番。
何を持ってきたかというと・・・・
この映画、『僕たちは世界を変えることができない。』

これがね、思いのほか良かったので、今回はこの映画の話。
最初はね、うん、あまり期待もしてなかった。主演が向井 理やら松坂 桃李だろ。
どうせ、イケメンを並べただけのチャラチャラした映画だろ!
面白くなかったら、バイト君を怒ってやろう!

なんて考えながらDVDプレーヤーにセットしたんだけど・・・
観た後の感想は、
良いものを観た!
オレは、ちょびっと泣いたぞww
って事で、今回は『僕たちは世界を変えることができない。』の話。

 



どんな映画かを書くと、医学部に通う普通の大学生たちがカンボジアに小学校を建てるまでの奮戦記
これね、原作があって葉田甲太ノンフィクションが原作だ。
ノンフィクション!
実話って事だろ・・・
2008年に出版されてるんだけど、なんと最初は自費出版!
すごいじゃないか・・・。
2010年に加筆して小学館から出版されてるんだけど、翌2011年に映画化されたものが、この『僕たちは世界を変えることができない。』だ。
いつものように軽くwikiさんからストーリーを引用すると、

主人公の田中甲太は医大生2年であり、気楽なイベントサークルで日々過ごしていたが、ある時ボランティア募金のパンフレットを見て、150万円を集めることができればカンボジアに学校を建てることができることを知る。主人公は仲間を募り、チャリティーイベントに精を出す。普通の医大生たちがカンボジアに小学校を建てるまでの奮闘記である。

四人の大学生が中心となってイベントやら募金に精を出すんだけど、いかにも今風の大学生を上手い具合に演じてるんだよなぁ。大学生を演じる向井 理やら松坂 桃李が自然な演技なのだ。肩に力の入ってない、ごくごく自然体の演技。どこにでも居そうな大学生を上手く演じてるのだ。
最初はチャランポランな四人なんだけど、活動の途中でカンボジアを訪問して現実のカンボジアを見てからは、だんだんと意識が変わっていくんだよな。軽い気持ちで始めたイベントだけど、実際にカンボジアの人と触れ合ってからは、悩みながらも懸命にお金集めに奮闘する姿が素晴らしい。ちょっとした恋の要素も取り入れながら、上手くまとめられてる映画だ。
四人がカンボジアを初めて訪問する部分は、わりと時間を割いて描写されてるんだけど、この部分はドキュメントタッチで描かれていて、どうしてカンボジアがこんなに疲弊しているのかを解りやすく描いてる。まさかカンボジアの事を知らない人は居ないだろうけど、アンコール・ワットで有名な東南アジアの小国。カンボジア内戦とかクメール・ルージュポル・ポトなんてのが居た時代に一気に衰退したんだけど、国民の4人に1人が殺されたって言う酷く混乱した時代だ。この辺りの事は、『キリング・フィールド』に詳しく描かれてるから、観た事ない人にはオススメ。

で、このカンボジア初訪問の部分だけど、四人を案内するガイド役が良いんだよなぁ。
この人、役者さんなのか、もしかして本物のガイドなのか知らないけど、超本物っぽく見える。四人はポル・ポト時代の収容所やHIV感染者の病院、地雷に囲まれた村なんかを訪問するんだけど、前半のチャラチャラした描写とは対照的なドキュメントタッチの描き方で良いコントラストになってる。
前半はチャラチャラした大学生、中盤はドキュメンタリー風、終盤は目的に向かって懸命に頑張る姿・・・飽きさせない映画だ。

もちろん泣かせ所もある。
実際に小学校が完成してカンボジアを再訪問した四人・・・。
そこで・・・
これ以上書くとネタバレになるから書かないけど、うん、ちょびっと泣いたからな(涙)
今回の「映画鑑賞会」、オレを含めて8人参加だったけど、3人は泣いてたww
思うんだけど、この映画はオレの考える理想の大学生像を描いてる。
オレが学生の頃に言われ始めたと思うけど、
大学のレジャーランド化!
大学に入ってしまえば、四年間、ダラダラと遊ぶだけだろ!?
なんて言われてたからな。
まぁ、全面的に否定はしないけど・・・。目的もなく、毎日、おもしろおかしく過ごす事が許される四年間ってのは、たしかに楽しいけどな。
だけど、若い時にしか出来ない事にチャレンジする事は大事だと思ってるのだ。
その点、この映画に登場する四人は・・・
偉い!
基本的に理系の大学生って文系の大学生と比べて忙しいだろ。実験やら研究やらに時間を取られるし、なかなかバイト出来ないって子も多い。それが、この映画に登場する大学生のうち三人は医学部!
ただでさえ勉強が大変なのに、よその国に小学校を建てるために懸命に頑張ってるのだ。これが実話じゃなかったら、オレもわざわざ記事にまで書かないけど、医学部なのによその国のためにボランティア・・・
素晴らしい!
ボランティアに限らず、スポーツでも何でも良いんだけど、一生懸命に取り組む姿はステキなのだ。
まさに、
理想の大学生像!
チャラチャラ遊ぶ事しか考えてない大学生は嫌いなのだ。
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チャラチャラと言えば、この映画の中で本田君を演じる松坂 桃李・・・。
冒頭から見事なチャラチャラぶり!ww
松坂 桃李って、JRAのコマーシャルにも出てるし、うん、イケメンだし、可愛いし・・・
大好きだけどね。
この人、映画『日本のいちばん長い日』に畑中少佐役で出演してたけど、あの狂ってるとしか思えない少佐の役は驚いた。戦争末期の一人の狂気じみた軍人を熱演してるんだけど、こんな熱くるしい演技ができるのかと感心したのだ。それが、この映画ではチャラチャラした大学生だろ・・・。
松坂 桃李は演技の幅が広いな。
ますますファンになったぞ!

 



そうそう!
なんとAmazonプライム・ビデオ『僕たちは世界を変えることができない。』が有ったww
プライム会員の方はぜひ!


いつものバイト君の下書きチェックだ。

バイト君:良い映画だったでしょ!^^

まぁ、オレが泣いたぐらいだからな・・・
松坂 桃李が良かったわ
^^
思うんだが・・・

バイト君:何を?
どうせロクでもない事でしょうけど・・・


オレは・・・
松坂 桃李になら、何をされてもエエわ!
^^

バイト君:・・・・・・
バカ丸出し!
何もしてくれるわけないでしょうが!

・・・・・・

バイト君:そもそも妻夫木さんのファンでしょ?

妻夫木君も好きやけど、松坂 桃李も捨てがたいのだ(涙)

バイト君:何、その上から目線・・・
で、一番、好きなのは?


・・・・・・

バイト君:はよ!
はよ言え!ww
誰が一番?ww

お前だわ(涙)

バイト君:^^

オレの理想の大学生像とバイト君は、けっこう違うけどな(涙)
まぁ、理想と現実のギャップか・・・。